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痛風が発覚 足首の捻挫と思い込み湿布を貼って乗り越えてきたけど、耐えきれず病院に行ったらまさかの展開に

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足首をよく捻挫する人は「気をつけなはれや!」もしかしたら痛風かもしれまへんで…

40代になってなぜか足を捻挫することが増えた。子どもを河原遊びに連れて行って丸い石のうえを早足で歩いただけなのに、翌日になって足首が腫れ上がり歩くのも一苦労。

職場の近くにある整骨院に行ったら捻挫と診断されて「湿布だしときますね」で終わり。(後で調べたら整骨院や接骨院は柔道整復師なので健康保険が使える施術は限定されるが、急性の捻挫、打撲、挫傷などは受けられるとか)

もらった湿布を貼って痛みに耐えながら仕事を続けたものの、夜中に足首がズキズキ脈打って眠れないのが辛かった。足を壁などで支えるように高くして寝ると少し楽になる。

以降もあるときはジョギングした次の日に、あるときは自転車を速くこいだ次の日に、1年から2年おきぐらいで同じように足首を左右交互に捻挫して「ああ、またか…」と自分で市販の湿布を貼ってやりすごしていたのだ。

湿布を貼っても捻挫の痛みが引かず、足首は腫れてむくむばかり 意を決して総合病院に行ったら…

50代半ば頃だった。何がきっかけか覚えていないが、いつものように足首が痛くなり「また捻挫だ」と湿布を貼って痛みと眠れない夜に耐えながら過ごした。しかし数日経っても痛みが軽くならない、どころか足をちょっと動かしただけで全身に響くような痛みが走る。

パソコン作業の仕事なのでイスに座ってキーボードを叩けば少しは進むが、足の痛みが気になって全然集中できず、さすがに「これはおかしい。捻挫ではなくて、風が吹いただけで飛び上がるほど痛いという“痛風”じゃないか?」と素人診断により病院に行くことにした。

こういうときにオートマティックの自動車は助かる。何とか運転して家から近い総合病院に行ったが、駐車場から受付まで数百メートル歩くのがめちゃ辛かった。片足を引きずるようにしながら受付にたどり着き、受付でメガネをかけた聡明な感じの女性に要件を説明。

「これこれこうで、捻挫かと思っていたけどどうも痛風のような気がするのです」と訴えたが、やはり安易な答えはできないようだ。「診察しないと何とも言えませんが、まずは捻挫ということで受診してください」とわたしの素人診断はあっさり却下された。

それは仕方がない。総合病院だけにいい加減な対応をしないところは流石だ。ところが、整形外科と電話でやりとりした受付嬢から出た言葉はさらにわたしを落胆させた。

「担当の先生は本日、手術が入っているので診察できません。申し訳ありませんが、明日もう一度お越し頂けませんか」

心の中では「なんじゃそりゃ」と怒りがこみあげたものの、受付嬢の礼儀正しく詫びる態度に対して反論する気にもなれず、痛む足を引きずりながら数百メートル先の駐車場まで歩き、こういう時に助かるオートマティックの自動車を運転して自宅に帰った。

痛風は病院に行った方がいい、長いこと我慢してやり過ごしていると大変なことに

ということで、翌日また同じような苦労をして総合病院に行ったら今度は受付で車イスを貸してくれ、整形外科まで歩かずに移動できたのは少し嬉しかった。

※専門的なことはネットで調べたり本屋で医学書を読むなりしてもらった方が良いと思う。ここでは整形外科の先生から聞いた話を記録として残しておこう。

まず、整形外科の待合室から診察室までわたしが歩く姿を見て「痛風だね」と診断された。心の中で「ほらみろ、やっぱり捻挫でなく痛風だったじゃないか」と昨日の受付嬢に向かってテレパシーを送ったのはもちろんだ。当然ながらその後で尿酸値検査も行った。

先生曰く「食事療法を勧める医者もいるが、なかなか続くものではない。薬を飲んでいれば普通通りの食生活で大丈夫。プリン体も極端に食べなければOKだし、お酒も普通に飲んでよい」とのこと。逆に薬を飲まずに痛みを我慢してごまかしごまかし過ごしていると腎臓が悪くなる可能性があるのでそっちの方を心配した方がしーらいー。(最後の5文字。はギャグです)

※結果、その日は痛風の薬と痛み止めをもらい指導通りに飲んだところ、翌日はずいぶん楽になり、3日目にはすっかり痛みは引いた。そしてわたしは今も薬をもらうため年に4回だけ通院しており、この数年間、足首が痛くなったことはなく尿酸値にも問題はない。