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特定健診とがん検診に行った 血圧高めのスタートやバリウム失敗談、メタボとか尿酸値とか

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サラリーマンだったときは職場で健康診断を受けていたが、自営業に転身してからは自分で意識して健康管理をしなければならない。痛風が発覚してから特に身にしみたのでサボらずに市の特定健診を受けている。毎年、健診案内が届いて早めの6月に予約を入れていたが、今年はワクチン接種や緊急事態宣言と重なったため落ち着いてから受けようと思っているうちに秋になり、10月の後半で予約が取れたので行ってきた。

前日の準備、なんだかソワソワして落ち着かないのはバリウムが待っているから

まず大腸がん検診(便潜血検査)のため2~3日前から2日分の便を採取するが、出なかったらどうしようと心配になる。プレッシャーやストレスとの戦いはすでにはじまっているのだ。

健診の前日。夜9時以降は飲食禁止、ガムを噛むこともNGで水さえ飲んではいけないという。当日は朝10時から受け付けだったので朝ご飯はもちろん水分もとらずに我慢した。正直に言うと水を口に含んで少しだけ飲んだ。喉がカラカラだったのである。

特に前日から心を支配したのが、胃がん検診の胃部エックス線検査で飲むバリウム(造影剤)と発泡剤に向けての覚悟だった。

これまでに何度も飲んできたが、年齢とともに負担を感じて緊張するようになった。シュワシュワする発泡剤を口に入れてから“ヨーグルト味の溶かした粘土(あくまで比喩)”のようなバリウムを少しずつ飲む時に「げっぷしないでください」というのだから酷な話だ。個人的にはこの「げっぷ」をこらえることがかなりのプレッシャーでストレスも急上昇してしまう。

わたしはまだいい。胃部エックス線検査のため装置の上で横になるとマイクで「身体を右に回転させて」、「そこでとまって」、「はい息を止めて」と支持されながら両手で握ったバーだけをたよりに身体を支えねばならず、クライマックスでは逆立ち状態になる。これって非力な女性やお年寄り(が受けるかは知らないが)には相当辛いのではないか。

健診当日、血圧測定でやっぱり心配どおりに。メタボと尿酸値は血液検査の結果次第

いよいよ健診当日が来た。自宅から健診会場まで近いから徒歩や自転車でも行けるのだが、以前に自転車で行って血圧が上がったことがあるので乗用車を使った。しかしそれでも血圧測定をしたら「血圧が高いので、大きく深呼吸をしてもう一度測りましょう」と再挑戦してなんとかクリア。看護師さん(測った女性)が「皆さん、高いんですよね。緊張したら血圧が上がるからかな」と話していた。

特定健診は血圧の他に身長・体重・BMI測定、心電図、腹囲測定、検尿(提出)、問診などがあり、がん検診は大腸がん(検便提出)、前立腺がん(血液検査の結果待ち)、会場では肺がん検診(胸部エックス線検査)に胃がん検診(胃部エックス線検査)を受けた。バリウムはなんとか飲め、げっぷも最低限にこらえられたので一安心。

バリウムではわたしの後に飲んでいた男性が服に少しこぼしたようで、担当の人が「洗えば落ちますから」とフォローしていた。このバリウムにはいろいろな思い出がある。

バリウムの失敗談、こらえきれずに吐き出した男。もしうっかり食事をしてしまったらどうなる

これはわたしがサラリーマンだったころの話だ。周りの「バリウム飲むのが嫌だよな」という声を聞きながら、当時のわたしは比較的冷静に「最近はイチゴ味とかあっておいしいじゃん」などと返す余裕があった。

数十人が胃がん検診を受けてバリウムを飲むのだから失敗したケースもあった。担当の男性が珍しく怒った顔で車両から出てきて別の担当に「バリウムを吐き出してぶちまけた」と漏らしていたのが耳に入った。わたしの順番が来て中に入ると、床一面に白いバリウムを拭いた後があり、吐いたのは知っている後輩だったので「あいつ、これまた派手にぶちまけたな」とそのシーンを想像してしまった。

もう一人も知っている奴で、バリウムを飲む前にあろうことか朝食を食べたことが分かり、がっくり肩を落として車両から出てきた。これも担当者から「食事をするなんてあり得ない」とこっぴどく叱られたようである。前日夜9時以降の飲食NGはダテではなく、検査が出来なくなる可能性があることを肝に銘じたい。

なお、バリウムを飲んだ後はもらった下剤をすぐに飲み、水分を十分補給するのを忘れないように。わたしは今回、朝11時頃に下剤2錠を飲み、夕方6時過ぎに便通があった。もし便通がなければ残りの2錠を飲み、とにかく白い便が出るのを確認することだ。翌日になっても便通がないまま放っておくとバリウムが固まって大変なことになるらしいので、早めに検診を受けた医療施設に相談しよう。

気になるのはメタボと尿酸値、問題がある場合は市役所に出向いて健診結果をもらわねばならない

生活習慣病を予防するため、我が市では健診結果によっては保健課から指導を受ける必要がある。わたしはここ2年間、腹囲と脂質(中性脂肪・HDLコレステロール)が僅かながらひっかかって指導を受けている。

健診結果は問題がなければ郵送されてくるのだが、生活習慣を見直す必要があると判断された場合は連絡がある。約束の日時にこちらから保健課を訪ねて初めて健診結果を見ることが出来、説明と指導を受ける形になる。

わたしの場合、痛風の薬を飲んでいるので尿酸値も気になるのだが、メタボでひっかかるとそれも保健課に行ってようやく知ることができるのだ。今回は問診で「メタボがちょっと心配ですね。その時は連絡がありますので」と言われたが、どうなることやら。

※トップ画像は『イラストAC「血圧を測る」(作者:kotobukingdomさん)』より