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渋沢栄一が浮気?『青天を衝け』佳境間近の急展開に吉沢亮が「え?ちょ、おま、栄一…」史実ではいかに

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NHK大河ドラマ『青天を衝け』も後半に入り主人公の渋沢栄一(吉沢亮)が本領を発揮。10月10日放送の第30回「渋沢栄一の父」は新政府の首脳会議で薩摩から上京した西郷隆盛(博多華丸)が「戦じゃ戦がたらん」とはっぱをかけたことで、井上馨(福士誠治)が「廃藩置県を戦覚悟で断行せよ」と示唆したと受け止める。藩札の価値がそれぞれ違うのに対策もなく行うのは無理だと一端は諦めながら、廃藩置県を成功に導いたのは紛れもなく徹夜続きで準備を間に合わせた渋沢栄一たち「改正掛」だった。

そんななか大阪の造幣局を訪れた栄一は宴で偶然出会った女中・大内くに(仁村紗和)から靴下に空いた穴を繕ってもらう。栄一が泊まった部屋にくにが靴下を届けたとき、「あ、ちょっと」と呼び止めて腕をつかんでなかに引き入れるのだった。

他にも栄一の父・市郎右衛門(小林薫)が亡くなるという一大事があり、『吉沢亮&STAFF』公式アカウントで吉沢亮が「え?ちょ、おま、栄一…」と慌てながら「いや、そんなことより、とっさま… 情報量多くて追いつきませんて」とツイート。視聴者もくにとのシーンは「一瞬無音になりましたよね…私の世界も一瞬止まりました」と意外だったようで、父の最期にすら「吉沢さんの言うとおり、ちょ、おま!! とっさまの死が集中できないくらいオコですぞ」とコメントしている。

 

史実で渋沢栄一は浮気したのか?栄一の息子・渋沢秀雄による『父 渋沢栄一』では…

画像は『イラストAC「渋沢栄一(3)」(作者:しまたけひとさん)』のスクリーンショット

 

先日はこのブログでミュージシャンの鈴木慶一に似ていると書いたが、『青天を衝け』では吉沢亮が正義感に溢れる渋沢栄一をあるときはさわやかに、あるいは力強く演じている。幼なじみで妻の渋沢千代(橋本愛)は美人で信頼し合っている感じがあっただけに、まさか栄一が浮気をするとは予想しなかった。でも『父 渋沢栄一 新版』(渋沢秀雄著)には息子の視点から家庭での渋沢栄一に関してメモ的に書かれており、女好きで妻以外に複数の愛人がいたことが分かる。

『青天を衝け』第31回「栄一、最後の変身」の予告では栄一の前でくにが土下座するシーンが見られた。多彩だった渋沢栄一の女性遍歴に触れないわけにはいかず、脚本家の大森美香氏は、敢えてくにとのエピソードを入れたのだろう。

大河ドラマ『西郷どん』(2018年)では西郷隆盛が薩摩での最初の妻・須賀(橋本愛)、島流しされた大島での島妻・愛加那(二階堂ふみ)、薩摩にもどってからの3度目の妻・西郷糸(黒木華)との関係をしっかり描いた。『龍馬伝』(2010年)は女性関係について妻・お龍(真木よう子)以外は印象にないが、司馬遼太郎の代表作『竜馬がゆく』では史実かどうか分からないものの、女性が惹かれる人物としていろいろな恋が描かれている。

※トップ画像は『イラストAC「新札の三人」(作者:asakuracさん)』のスクリーンショット

※文中画像は『イラストAC「渋沢栄一(3)」(作者:しまたけひとさん)』のスクリーンショット