『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)が4月9日(日)よりスタートすることが決まりましたね。聖地のひとつ福岡県筑後市にある聖地・溝口竈門神社もまた賑わうのではないでしょうか。
溝口竈門神社が聖地とされる理由
『鬼滅の刃』(作者・吾峠呼世晴)の原作漫画はもちろん大ヒット映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020年10月16日公開)で炎柱・煉獄杏寿郎が竈門炭治郎を「溝口少年」と呼んで「俺は竈門です、竈門炭治郎ですよ」と戸惑わせる一幕があるのです。
福岡県太宰府市にある宝満宮竈門神社が聖地として有名ですが、そのシーンをきっかけにファンの間で筑後市溝口にある溝口竈門神社こそ聖地ではないかと注目されたという経緯があります。
ブームが下火になって溝口竈門神社に行ってみた
『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の上映が終わり、テレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』が2022年2月13日に最終回を迎えておよそ1年。先日行ってみましたよ…溝口竈門神社に。
土曜日の午前中でしたが、誰も参拝者はおらず、わたしが参拝して写真を撮っている間に、家族連れの参拝者が1組。ゆったりと空気を味わえたので癒やされました。
それでもブームの名残はあって、まずトイレとジュースの自動販売機が設置されていました。それに神社までの道は狭くて分かりにくいのですが、随所に案内板があったのも観光客が押し寄せた名残でしょう。
なにより賽銭箱よりも奥に、ファンが描いた胡蝶しのぶを思わせる藤の花の絵と、ヒノカミ神楽を思わせる絵が祀られて?いたのは感動しました。
もうひとつの鳥居に”箱”らしきものを確認
これはテレビ番組のロケで知ったのですが、溝口竈門神社の正面にある鳥居とは別に、古い鳥居が横の方にあり「竈門神社」と彫られた枠組みが鉄で囲んでいるように見えるというのです。
竈門禰豆子(かまどねずこ)が日中は日光に当たらないよう体を縮めて入っているあの”箱”に似ているというのです。
もしかして吾峠呼世晴さんがそれを見て、発想したのではないかなんて妄想しちゃいますよね。
実はかなり由緒ある神社
筑後市溝口地区では毎年12月に「きせる祭り」という奇祭が行われます。
戦国時代に溝口城主一族が合戦に敗れ、落ちのびる途中で竹筒をきせるの代用にしたという故事にならい、男たちが集まって竹筒でたばこを吸う珍しい祭りです。
その年に決まった家で火鉢を囲んでたばこと吸ったあとは、溝口竈門神社に参拝して祭りを終えるのです。
『鬼滅の刃』でにわかにクローズアップされましたが、それより前から地元では愛されている神社なのです。
スポット名 | 溝口竈門神社 |
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所在地 | 福岡県筑後市溝口155 |