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錦戸亮をキャスティングした『かぞかぞ』に拍手 父親の“幽霊?”役がいい味出してる

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NHKドラマ10で7月9日より地上波放送されている『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』のキャスティングが素敵なんですよ。

主人公の岸本七実役を務める河合優実さんのエネルギッシュな演技は大きな見どころです。それに加えてお母さん役の坂井真紀さんとお父さん役の錦戸亮さんは熟練を感じさせる演技で、ドラマに深みを出しています。2話、3話あたりからは七実の弟・岸本草太役の吉田葵さんと錦戸亮さんの絡みが増えており、独特な世界観に癒やされます。

河合優実さんと錦戸亮さんは、1月期に放送された阿部サダヲ主演ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系、3月29日終了)で夫婦役を演じた間柄です。今回地上波初登場の『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(略称『かぞかぞ』)では娘と亡くなった父親役で共演とあり注目を集めています。

仕事が忙しくて家に帰ってきても疲れて寝てばかりの父親・岸本耕助。そんな父親に悪態をつく娘の七実。生前の父親との思い出を回想するシーンもよく出てきます。河合さんと、錦戸さんのやりとりは見どころの一つでしょう。

そんななか急病で亡くなったはずの父親が家族の団らんに姿を現す場面はシュールかつ微笑ましい設定です。ダウン症がある草太だけには「パパ」の姿が見えるらしいのです。息子・草太とスキンシップしながら和む耕助。錦戸亮さんと吉田葵さんはたぶん素の表情を見せているように思えます。

母親・岸本ひとみ役の坂井真紀さんは、予期せぬ大動脈解離で倒れ、緊急手術によって一命を取り留めたものの車椅子生活を余儀なくされたシビアな役柄を演じています。

坂井真紀さんと言えば、かつてはバラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系、2001年~2007年)で松下由樹とともにコントを披露してお茶の間を笑いに包んだものです。

慣れない車椅子での暮らしに苦悩して悔し涙を流す渾身の演技からは、想像も付かないほどはっちゃけたコントでした。いろいろな経験があって実力派女優になったと言えるでしょう。

吉田葵さんはXで7月17日、錦戸亮さんについて「パパは会ったときからイケメンです」「やさしいしおもしろいです」とポストしていました。

これからも“幽霊?”はたまた“まぼろし?”なのかわかりませんが、パパとのかけあいが楽しみです。

画像は2023年5月1日投稿『錦戸 亮』インスタグラムより